尾花市長が初登庁 新市政スタート
今月10日に投開票が行われた和歌山市長選挙で当選した第15代の尾花正啓新市長が25日、市役所に初登庁し、尾花市政がスタートした。正面玄関前で行われた初登庁式には、市民、職員、市議会議員など約200人が駆け付け、拍手や花束贈呈で晴れの日を祝った。尾花市長は、終始笑顔であいさつするなど、和やかな雰囲気に包まれた。
マイクを握った尾花市長は「今この場に立たせていただいた感激と、その責任の重さに身の引き締まる思いです」とし、「皆さまと心を一つにして、和歌山市を元気にするため、全力で頑張ってまいります」と意気込みを表現した。
市長室で執務机に座った尾花市長は、報道陣らの質問に対し、「まったなしの課題が多いので、市街地の衰退などを解決したい」と決意を述べ、「優秀な職員と一緒になって市民のための市役所をつくる」と語った。
幹部職員約170人が集まった訓辞式では、職員に向け「むやみに前例にとらわれないで、市民のことを第一に考えて取り組んでください」と柔軟な考えで職務に臨むように求めた。