岩橋正純さん死去 障害福祉に尽力
和歌山市障害児者父母の会会長、社会福祉法人つわぶき会・哲人会理事長で、障害者福祉の向上に尽力した岩橋正純さん(いわはし・まさずみ)さんが25日午後8時36分、83歳で死去した。
通夜は27日午後7時から、葬儀・告別式は28日午後1時から、いずれも和歌山市南出島の和歌山市斎場で営まれる。喪主は長男の秀樹(ひでき)さん。香典は辞退する。
正純さんは、障害のある子どもの行く末を考え、昭和39年に同じ悩みを抱える親たちによる「和歌山市心身障害児父母の会」(現・和歌山市障害児者父母の会)を結成。59年には全国初の身体障害者と知的障害者の合同施設となる「つわぶき授産工場」を開設し、平成6年に障害者総合施設「綜成苑」、14年に障害者が高齢になっても対応できる施設「綜愛苑」を開設するなど、50年にわたり障害者福祉の向上に力を尽くしてきた。
その功績に対し、平成7年に藍綬褒章、23年に旭日双光章など、数々の栄誉が贈られている。