市高野球部の記念誌 教員らが作成
ことし夏の全国高校野球選手権県大会を10年ぶりに優勝し、球児の夢の舞台「甲子園」での全国大会に出場した和歌山市立和歌山高校(山本昌之校長)は、選手たちの活躍をまとめた記念誌「夢」を完成させた。5000部を支援者や関係者に配付する予定。
記念誌は、18ページのカラー印刷。山本校長が先頭に立って企画。「人任せではなく、自分たちで作り上げたい」と同校教員や生徒がアイデアを出し合って議論を重ね、原稿やレイアウトを考えた。
球児が一瞬見せる、さまざまな表情を捉えた写真の多くは、日頃から選手を支えている保護者が、日常の練習風景などを撮りためたデータを使用。中でも、7月26日に紀三井寺球場で行われた県大会決勝の写真は、智弁和歌山との一戦で、勝利につながった延長12回表の選手生還シーンの連写撮影を掲載。10枚を連続的に並べることで、一瞬一瞬の感動を振り返るデザインに工夫した。
山本校長は「選手たちの頑張りを1人でも多くの人の記憶に残してもらえれば」と話している。