荒川中が全国へ ハンドボール女子
平成26年度県秋季ハンドボール選手権大会中学校の部が紀の川市の貴志川体育館で開かれ、女子の部で市立荒川中学校が優勝を飾った。同校は来年3月に富山県で開かれる全国大会の出場権を獲得。目標の初戦突破に向け、日々練習に励んでいる。
女子の部には7チームが出場し、トーナメントで争った。シードの荒川は準決勝から登場。岩出二中を26―5で下すと、決勝では西和中を相手に24―7と快勝。力の差を見せ付け、全国切符を勝ち取った。
新チームは、能力の抜きん出た選手こそ不在だが、チームワークを武器に攻守のバランスが取れている。真面目な性格の選手がそろい、選手が考えてプレー。松原コーチの指導の下、技術などが一層磨かれ、昨年からレギュラーとして活躍する主将の阪中梨乃、上田が主軸となり、攻守でチームをけん引する。明確な戦術やフォーメーションは、まだ手探りの段階だが、練習の中で個々の優れた部分が見つかり始めた。全国大会までにチームや個々の長所を伸ばしていくという。
鎌田監督は「全国大会には保護者の方も駆け付け、声援を送ってくれる。一丸となり、初戦を突破して感謝の気持ちを表したい」と意気込み、阪中主将は「みんなで声を掛け合い、一生懸命点を取りたい」と話している。
メンバーは次の皆さん。
監督=鎌田慧子▽コーチ=松原卓也▽主将=阪中梨乃▽選手=若城紬、斉藤彩華、仲岡咲帆、村井梨園、上田菜生、阪中萌恵、柳川佳那、岡苑佳、宮本直緒、北彩乃、松山知音里、宮本陽菜