和歌山市など4市1町でも成人式

「成人の日」に合わせて11、12の両日、県内各地で成人式が行われた。県内の新成人数は昨年より120人多い1万181人(男5206人、女4975人)。艶やかな振り袖やはかま、スーツ姿で会場を訪れ、晴れの門出を祝ったり、旧友との再会を喜んだ。本紙エリア4市1町の模様を紹介する。

【和歌山市】 市内では3607人(男1916人、女1691人)が成人を迎えた。11日、式は同市手平の和歌山ビッグホエールで行われた。新成人を代表して楠見祐太さんと木村早織さんが「希望にあふれる社会を築く一翼となることを誓います」と力強く宣言。尾花正啓市長は「社会の一員としての自覚と責任を持ちつつ、自分の夢や実現に向かって大いに飛躍してもらいたい」と祝福した。

【海南市】 市民交流センターで「成人を祝う会」を開き、対象者554人のうち403人が出席。神出政巳市長が「多くの出会いと努力の積み重ねが必ず大きな実を結ぶ。皆さんの柔軟な発想力、若さあふれる行動力で積極的にまちづくりにご参加ください」と贈る言葉を述べ、新成人を代表して吉川美沙季さん(日方)、西畑佑馬さん(名高)、井本美帆さん(下津町下津)がそれぞれ誓いを述べた。

【紀の川市】 11日に粉河ふるさとセンターであり、619人(男314人、女305人)が出席した。中村愼司市長は「これからの人生を輝かせるも曇らせるも、全て自分次第。皆さんのたくましい人生を心から応援します」と式辞。新成人を代表して、松浦恭平さんは「大人として、強い信念と志を常に持ち、明るい未来のために努力と挑戦を日々続けていきます」と誓った。

【岩出市】 12日に市民総合体育館で実施し、492人(男239人、女253人)が出席した。中芝正幸市長は「次世代を担う若者として、魅力あふれるまちづくりの原動力となられることを心から期待しています」と式辞。新成人を代表して山田陽加さんが「感謝の気持ちと、ふるさと岩出を思う気持ちを忘れずに力強く歩んでいくことを誓います」と感謝の言葉を述べた。

【紀美野町】 11日、中央公民館であり、新成人96人(男51人、女45人)のうち79人(男37人、女42人)が出席した。華やかな振り袖やスーツ姿の新成人を前に、寺本光嘉町長は「社会の構成員として船出をしようとしている。時流、人に流されず、人生を切り開いて」と激励。新成人を代表し、堀口澪月さんが「ふるさと紀美野町の未来に貢献していくことを誓います」と決意を述べた。

宣言する楠見さん㊧、木村さん(和歌山市)

宣言する楠見さん㊧、木村さん(和歌山市)