屋号ておもしゃいでぇ あがらの和歌山
出版などを通して和歌山の魅力を発信している「紀州文化の会」(大江寛代表)の書籍「あがらの和歌山」シリーズの第9弾『屋号てほんまにおもしゃいでぇ』が、21日に発売される。紀北に本社を置く252の会社や店舗の屋号の由来を1冊に収録。同会は「和歌山の店や商品を好きになって和歌山を盛り上げよう」と話している。
同会は平成16年に発足。文化でまちおこしをしようと毎年書籍を出版しており、今回が11冊目になる。メンバーは会社役員ら9人で、約1年半前から、第9弾の制作に向けて、書籍で取り上げる屋号をリストアップ。県内全域の屋号を掲載する予定だったが、候補が多く、1冊に収まりきらないため、ターゲットを紀北に絞り、取材してきた。
和歌山ではおなじみのスーパーや飲食店などの創業時の写真が表紙を飾る第9弾。巻頭カラー(16㌻)には、昭和20年代ごろ、ぶらくり丁商店街付近の居酒屋などで配られていたマッチ箱の絵柄を集めた。さらに、100年以上営業を続けている会社や店舗計158社を歴史の長い順にランキング。本編では、屋号の由来の他、代表者から聞いた座右の銘、好きな和歌山の郷土料理や自慢できる物、場所なども掲載している。
同書はB5判、442㌻、定価2200円(税込み)。県内の主要書店で販売される。購入などの問い合わせは大江代表(℡090・1222・6495)まで。