書と陶芸の融合 吉見螢石さん作品展
大阪府泉佐野市在住の書・陶芸家の吉見螢石(けいせき)さん(54)の作陶展が28日まで、和歌山市太田の陶芸館やまたつで開かれている。
吉見さんは5歳で書道を始め、国を代表する書作家らが出品する日本書芸院展で入選するなどした。その後、書から離れ陶芸の道に入ると、日本美術工芸展で入選を果たしている。
今展には、地元の泉州地方にある土を使って作った須恵器、80種類を出品。須恵器に文字を入れたオリジナリティあふれるつぼや茶わん、皿がたくさん並ぶ。かわいらしい陶びなやよろいかぶとなどもある。
吉見さんは「制作には日数がかかり、かなりの精神力と体力が必要」と話し、「書と陶芸が混ざり合わさったオリジナル作品を見てほしい」と呼び掛けている。
午前10時半から午後6時。24日は吉見さんが来店する。問い合わせは同所(℡073・474・1677)。