「おぐねぇー」メークを実演 近畿美容協で
「大阪・近畿ブロック美容協議会講演会」が7日、和歌山市のアバローム紀の国で開かれ、近畿2府4県の美容組合員ら約600人が参加。地元の美容専門学生による発表や、十二単の衣装着付けなど多彩なステージの他、「おぐねぇー」の愛称で知られる人気ヘアメークアップアーティスト、小椋ケンイチさん(47)によるトレンドメークの実演もあり、大勢がプロの技術を間近にした。
講演会は、相互の交流でさらなる技術の向上と次世代への継承などを目的に、各県の美容組合でつくる協議会が開催。式典では、同協議会の大井孝会長、県美容業生活衛生同業組合の山根博理事長があいさつした。
会場に小椋さんが登場すると、学生たちから「同じオネエ系タレントのマツコデラックスのことをどう思っているか」「一番大きな影響を与えた出会いは」「ことしはやりのメークを教えて」などの質問が飛び出し、小椋さんはユーモアたっぷりに笑顔で答えていた。
最近のメークのはやりとしては、約1年前から、これまでの細い眉から太めの眉にトレンドが変わっていることを紹介。「バブル期の頃の顔に近づいているので、景気が良くなってきているのかも。これからの時代を強く生きていく女性を象徴するかのようなメーク」と話した。
女性をモデルにしたメークのデモンストレーションでは、アイシャドーにことしの流行色のカーキ色をのせ、顔が引き締まって見えるチークの塗り方などを伝授。手際よくメークを施し「女の人がきれいになると経済効果も大きい。ちょっとメークを変えてみたり、元気のないときこそ、鏡を見て奮い立たせて」とメッセージを送った。
この他、IBW和歌山美容専門学校、和歌山高等美容専門学校の学生によるステージもあり、迫力のパフォーマンスや、華やかなブライダルショーで演出。那智勝浦町からのマグロ解体ショーの出張もあった。