県勢に天皇杯 紀の国わかやま国体が閉幕
9月26日から11日間にわたって熱戦が展開された「紀の国わかやま国体」は6日、総合閉会式を迎え、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場に選手、大会関係者、一般観覧者ら約1万5000人が集まり健闘をたたえ合った。秋篠宮ご夫妻も臨席され、県選手団「チーム和歌山」への天皇杯授与や、炬火(きょか)の分火・納火、来年国体が開催される岩手県の県旗掲揚などが行われた。
総合閉会式は午後1時からオープニングプログラムが行われ、天音太鼓保存会と花坂鬼もみ太鼓保存会のメンバー計22人による迫力の和太鼓演奏で幕開け。県サッカー協会キッズ委員会の子どもたち約270人による「ヤタガラスキッズダンス」や、和歌祭保存会の約140人によるみこしや御船歌(おふなうた)、薙刀(なぎなた)振り、母衣(ほろ)、摺鐘(すりがね)、雑賀踊りが会場を盛り上げた。
和歌山中央幼稚園、手話グループ「チームサイン」のメンバーら約590人による大会イメージソング「明日へと」の大合唱が競技場に響いた。
式典では「ぶんだら節」などの行進曲にのせて、熱戦を終えた各都道府県の役員・選手団約1500人がきびきびと笑顔いっぱいに入場行進。成績発表が行われ、総合成績1~8位の都道府県の代表者に表彰状、男女総合優勝のチーム和歌山に天皇杯、女子総合優勝の東京都に皇后杯がそれぞれ授与された。
この後、大会会長のあいさつや、岩手県への国体旗の引き継ぎなどが行われた。