梅酒ヌーボー蔵出し始まる 12月4日解禁
海南市藤白の酒造会社「中野BC」(中野幸治社長)で27日、梅酒の新酒「梅酒ヌーボー」の蔵出しが行われた。
通常の梅酒作りではタンクから梅を取り出した後、半年から一年かけて熟成させるが、ヌーボーは梅を取り出した後にすぐに瓶詰めを行う。新鮮で酸味のある梅の味わいを堪能できるという。
この日は梅酒のタンク42基のうち1基で取り出し作業を行い、約20万粒の梅がタンクからかき出されると、蔵内に甘酸っぱい香りが広がった。梅酒杜氏(とうじ)の山本佳昭さん(45)は「ことしの梅は小粒ですが、梅の味が凝縮し、キレのある味に仕上がっています」と話している。
ヌーボーは12月4日発売。720㍉㍑瓶(税込み1404円)、1・8㍑瓶(同2160円)、ヌーボーと8年熟成梅酒(ともに200㍉㍑)のセット(同2160円)があり、いずれも同社内売店とホームページで購入できる。セット以外は全国の酒店でも販売される。