公務員冬のボーナス 県職員は平均79万円
県内各自治体の職員に10日、冬のボーナス(期末・勤勉手当)が支給された。県の一般職1万6209人の平均支給額は79万1522円(平均年齢43歳9カ月)で、対前年比2・59%増となった。
一般職の勤勉手当の平均支給割合は、昨年の人事委員会勧告を受けて給与改定を行ったことにより、昨年12月(改定前)に比べて0・075カ月分増。期末・勤勉手当の合計支給割合は一般職2・125カ月分、特別職1・625カ月分となった。
部署別に1人当たりの平均支給額をみると、知事部局が78万6018円(平均年齢44歳4カ月)で対前年比4・25%増、教育関係が80万9119円(44歳11カ月)で1・79%増、警察関係が73万695円(38歳9カ月)で3・43%増。
特別職は、仁坂吉伸知事が276万8716円、副知事が217万3785円で、ともに5・69%増。県議会議長は223万8437円、副議長は190万8562円、他の議員は1人当たり181万4312円で、いずれも同4・84%増となった。
支給総額は一般職が128億2977万5708円、特別職が8166万1980円で、合計129億1143万7688円。
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和歌山市は一般職3016人(平均年齢43歳4カ月)に総額23億9543万3000円(前年比2・68%減)を支給。支給率は、前年より0・075カ月減った2・125カ月分となった。年間合計は昨年と同じ4・1カ月分。1人当たり平均支給額は79万4241円(前年比2・94%減)だった。
特別職などの支給総額は、7551万4000円。尾花正啓市長250万7277円、副市長199万6085円、教育長167万9632円で、支給率はいずれも1・625カ月分。市議の支給額は、議長201万4500円、副議長183万6000円、その他の議員が1人平均168万3000円だった。
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本紙エリアの他の4市町の支給状況は次の通り。
【紀の川市】総額=4億4237万2121円▽市長=185万9781円▽副市長=156万8490円▽教育長=141万1641円▽職員(566人)=平均78万1576円▽議長=112万4125円▽副議長=100万1937円▽議員=平均90万4187円
【岩出市】総額=2億468万7102円▽市長=170万6250円▽副市長=141万500円▽教育長=127万4000円▽職員(312人)=平均65万6048円▽議長=107万5250円▽副議長=95万3062円▽議員=平均87万9750円
【海南市】総額=5億4395万5557円▽市長=217万4937円▽副市長=182万593円▽教育長=158万8437円▽議長=131万9625円▽副議長=117万3000円▽議員=平均107万5250円▽一般職=平均71万461円
【紀美野町】総額=1億4501万628円▽町長=140万4000円▽副町長=122万8500円▽教育長=116万2687円▽議長=52万7312円▽副議長=42万9000円▽議員=平均40万7401円▽一般職=平均69万2013円