貴志川中美術部が初の絵馬奉納 大國主神社
紀の川市貴志川町国主の大國主神社(山本幸泰宮司)に19日、地元の貴志川中学校美術部が描いた来年のえと・申(さる)の絵馬が奉納された。
同神社では、毎年絵馬を作っているが、来年4月に神社の神事「大飯盛物祭」が11年ぶりに復活するのに合わせ、同校の美術部に初めて依頼した。
絵馬の大きさは縦1㍍80㌢、横2㍍70㌢。ペンキを使い、木に登りながらほほ笑む猿を描き、神社名などが書き添えられている。11月中旬から制作を始め、部員12人の共同作業で仕上げた。
同日、本殿で行われた絵馬の奉納報告では、来年の健康と祭りの成功を願い玉串奉奠(ほうてん)などが行われた。
部長の中濱日南さん(14)は「それぞれの個性が出た絵馬に仕上がった。たくさんの人に見てもらうのが楽しみ」と笑顔。山本宮司(58)は「皆さんの思いが込められた立派な絵馬をいただき、神様も喜んでくれると思います」と話している。