プラモデルのプロ・岩見さん 24日まで個展
和歌山市鷹匠町の模型メーカー・エアロベースの代表、岩見慎一さん(50)の個展「プラモデルのプロになる方法」が19日、同市本町のフォルテワジマ2階展示スペースで始まった。24日まで。
45年間で手掛けた作品約300点を紹介。岩見さんは「5歳の時に『これだ』と思ったものを50歳まで続けてきた、その流れを見てもらえる作品展です」と話している。
岩見さんは20歳で静岡の模型メーカー・タミヤに入社。全米模型大会の三部門で最高賞を受賞した。同社を退職後、平成8年に現在の会社を立ち上げ、簡単に組み立てられる模型飛行機を開発。作る楽しさを届けようと、全国各地で開く模型飛行機のワークショップには約8000人が参加するなど人気を集めている。
会場には自動車や戦車、バイクや飛行機など、趣味で制作したジャンルもさまざまなプラモデルの数々、タミヤで手掛けたレーシングカー、美術品のような金属製模型飛行機の最新作までずらり。5歳の時に初めて組み立てた思い出の作品をはじめ、中学生の夏休みの工作で初めて資料を基に自作した帆船も並ぶ。
岩見さんは「単にプラモデルが好きなだけ。徹底的に遊んで、いろんなものを作ったことが今につながっています」とにっこり。「好きな方も、そうでない方も気楽に楽しんでもらえれば」と呼び掛けている。
午前10時から午後7時まで。問い合わせは同所(℡073・488・1900)。