南篠さん9枚目の絵馬奉納 粉河産土神社

 紀の川市粉河の粉河産土(うぶすな)神社(中山淑文宮司)に28日、来年のえと「申(さる)」の絵馬が奉納された。

 絵馬の絵は同市の会社員、南篠和佳さん(26)が制作。高校時代から同神社の絵馬を描き続け、ことしで9枚目の作品となる。

 絵にはアクリル絵の具を使用。縦横1・8㍍の黒い板に、オレンジや茶などの色でかわいらしい親子のサルを約1カ月かけて描いた。

 また、絵の中にサル以外の干支11種類を模様の一部として描いたユニークな工夫も施している。

 当日は、同神社役員や地域ボランティアが、本堂入り口付近に設置されていた昨年の絵馬と完成した絵馬を取り替えた。絵馬は1年間、設置される。

 中山宮司(68)は「参拝される時は、隠し絵も一緒に探してみてください」と話している。

奉納された絵馬

奉納された絵馬