「三ツ矢梅」新しく 県とアサヒ共同開発
県とアサヒ飲料㈱(本社=東京、岸上克彦社長)が共同開発し、平成25年から販売してきた県産の南高梅果汁使用の炭酸飲料「三ツ矢梅」が中味とパッケージをリニューアル。26日から「三ツ矢梅 咲(さく)」として全国で販売が開始された。
同商品は「わかやま産ブランド」の向上と販路開拓を目的に開発。同社がこだわる、ろ過を重ねた水と南高梅果汁とのコラボレーションで、大人向け飲料として好評を得ているという。製品には、県との共同開発の証であるロゴマークも入っている。
県食品流通課によると、今回の製造量は552万本で、そのうち南高梅果汁は1%分の2万7600㍑を使った計算。旧パッケージの昨年は、全国でボトル缶とペットボトル製品を計1663万2000本(うちペットボトル532万8000本)販売した。
梅はインフルエンザ予防にも効果が期待されるということで、仁坂吉伸知事は同日の定例会見で、「同じ清涼飲料水を飲むなら、良い物を飲んでほしい」と太鼓判を押した。