「市高展」多彩に500点 1日まで県文
和歌山市立和歌山高校(山本昌之校長)のデザイン表現科卒業制作展と文化部による展覧会「市高展」が27日、同市の県民文化会館県民ギャラリーで始まった。2月1日まで。
デザイン表現科3年生は「僕らは何かを見つけるだろう」というテーマに沿って、身の回りを観察して気付いたこと、自分自身について考えたことなどを彫刻や立体、切り絵などで表現。1・2年生は授業で制作した絵画を、写真部、書道部、美術部の生徒は部活動を通して制作した作品を出品し、合計約500点が並んでいる。
自然界の生物が生きることに懸命な姿を勇壮に空を舞うワシの姿で表現した切り絵や、児童虐待などの社会問題に目を向けて制作した意見広告など、多彩な内容が来場者の目を引いている。
デザイン表現科3年の西天弘君(18)は「テーマが『僕らは何かを見つけるだろう』なので、見に来てくれた人たちにも、作品を通して何かを見つけてほしい」と話していた。
入場無料。開館時間は午前9時半から午後4時半(最終日は正午)まで。