甦りの雛美な展 かじか荘で赤猿の縁起物も
着物の生地などで縫製した鮮やかなひな人形やマスコットが並ぶ「甦りの雛美な(よみがえりのひなびな)展」が3月3日まで、紀美野町菅沢の民宿「美里の湯かじか荘」で開かれている。
同町の小川地区公民館で月2回、明治から昭和までの着物を再利用して現代風の洋服や人形を制作しているサークル「リサイクルアート」の13人が出展。昨年に続いて2回目の展示となる。
ことしはうるう年の申(さる)年ということで、魔除けなどのご利益があるとされている赤いサルの人形「さるぼぼ」や高さ8㌢程度の「ミニ雛」など、さまざまな作品が同施設の本館と新館のロビーに飾られている。
さるぼぼは両館合わせて約350体あり、天井につるした輪に結び垂らすようにして展示。この他、ふくよかで愛嬌(あいきょう)のある「福娘」や桐タンスの材木を活用して平安時代の優雅さをびょうぶ絵のように表した作品などが並ぶ。
同施設の塚田晃次さんは「昨年もこの作品を見に訪れるお客さまが多くいました。ことしも作品を見て笑顔になってもらえたらうれしいですね」と呼び掛けている。
無料で誰でも入場できる。午前11時から午後8時まで。問い合わせは同施設(℡073・498・0102)。