水の事故啓発で県警の2人表彰 水上安全協
公益財団法人県水上安全協会(島慶司理事長)は2月29日、水の事故防止の広報啓発活動に貢献したとして、県警本部生活安全企画課の防犯アドバイザーの2人に表彰状を贈った。
表彰されたのは、三栖康孝さん(67)と稲本金利さん(65)。三栖さんは、水難事故の防止啓発のため、手作りの立て看板を河川や用水路など危険箇所に設置した他、海水浴場などで、中学生らと共同で啓発活動を展開。稲本さんは、平成17年から約6年間、かつらぎ警察署東渋田駐在所勤務の際、管内のボランティア団体「ほしの会」との活動で、河川やため池に立て看板を設置して啓発した他、現在も三栖さんらと共に、水難事故防止の啓発活動を継続している。
三栖さんは「ひとたび水の事故が起きれば、交通事故よりはるかに死亡率が高く、2人に1人が犠牲になっているので、さらに注意を呼び掛けたい」、稲本さんは「自分たちの活動が少しでも水難事故犠牲者防止につながるよう、活動を続けていきたい」と話していた。
同協会によると、昨年1年間の県内の水難事故発生件数は54件で、死者26人、傷者19人だった。死者は、過去10年間では平成23年と同数で最多だった。