白浜で日本初開催 三段壁からダイビング

 エナジードリンクブランドのレッドブルは、ハイダイビングの世界選手権「レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズ」を10月16日、白浜町の三段壁で日本初開催する。

 崖や城壁など、風光明媚(めいび)な屋外ロケーションで水泳の高飛び込みの2倍以上の高さから行うエクストリームスポーツ。最高でビル8階建て相当の高さ28㍍から崖下の海や湖に飛び込み、踏切、空中での姿勢、入水の3項目で採点を行い、その合計に技の難易率をかけて出た得点を競う。

 飛び出しから入水までの所要時間はわずか3秒ながら速度は85㌔にも達し、入水時は10㍍の高飛び込みの約10倍の衝撃が加わるため、参戦を許されているのは世界でもひと握りのトップアスリートのみ。昨年のフランス大会では7万5000人もの観客が集まった。

 1997年に初開催するやいなや年を追うごとに規模が拡大し、2009年から世界選手権として開催。今回は6月のテキサス大会を皮切りに、日本を含む世界9カ国での開催を予定している。