県産果実の魅力発信 和みックスPJ始動
県産果実の魅力を発信しようと、県と食品会社などは商品開発から販売促進まで協働する「和(なご)みックス」プロジェクトを始動。第1弾商品として22日、梅などを使った果実シロップ、ハイボール、ヨーグルト飲料の3商品を発表した。県は第2弾以降への食品会社の参加に向け、取り組みを進める。
プロジェクトは、県産果実を3種類以上(梅は必須)ミックスした果汁やシロップなどを使った商品を「和みックス」として県が承認。家紋テイストのロゴマークを表示し、インバウンド観光客にもアピールする。
第1弾はサントリー酒類㈱と中野BC㈱がタッグを組み、ハイボールに最適なウイスキーの割り材「紀州果実シロップ」を共同開発(今月1日発売)。温州ミカン、ハッサク、ジャバラ、梅をミックスした。
サントリー酒類はこの割り材を使った「紀州シトラスハイボール」のレシピを完成させ、近畿・東海エリアの飲食店約150店舗、小売店約160店舗ですでに取り扱っている(21日現在)。
「バニラヨーグルト有田みかん」が好評の日本ルナ㈱は、南高梅、有田みかん、あら川の桃を使ったヨーグルト飲料「紀州フルーツミックスラッシー」を開発し、21日に発売した。
県と3社は共同記者会見を県庁で開き、仁坂吉伸知事は各商品をぐびぐび飲んで「めちゃくちゃおいしい」と太鼓判。「和歌山県は果実の王国。年間を通じて採れる、さまざまな果物を混ぜ合わせると、また次のおいしい商品ができるんじゃないか。皆さんもぜひ味わってほしい」とPRした。