こども科学館に寄贈 ソロプチ和歌山紀ノ川

 子どもたちの豊かな成長を願い、女性による奉仕団体「国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川」(寺下美紀子会長)は3月30日、和歌山市立こども科学館(寄合町、阿形博司館長)に、自然の不思議が学べるモニター展示機器一式(50万円分)を寄贈した。

 寄贈したのは「ふしぎたいけん科学館『自然のふしぎ』」のモニター一式(幅1㍍、高さ1・3㍍)。同団体が昨年12月に行ったチャリティーバザーの収益金を活用した。

 32インチの液晶テレビやスイッチパネルなどを備え、選択式で「わかやま市の自然」「紀ノ川の魚」「ひがたの生き物のふしぎ」「大地のつくり」など9つの内容が学べる。
 加太や和歌浦、和歌山城の他、市内を中心に撮影された動画とナレーションが流れる。1編9分から20分程度で、自然の不思議や生き物の営みに対して、問題意識や興味を持ってもらう内容になっている。

 この日同館1階の展示フロアで行われた贈呈式には、会員約20人が参加した。尾花正
啓市長は「和歌山市の自然の豊かさを知ってもらう、貴重なモニター。子どもたちもきっと喜ぶはず」と、感謝状を贈呈。寺下会長は「子どもたちの、和歌山の自然や科学への興味を育みたい。自然や生き物にふれながら心豊かに成長し、笑顔があふれる和歌山になるよう願っています」と話していた。

尾花市長㊧と寺下会長で除幕

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