花の座敷で箏演奏も 和歌の浦桜まつり

和歌山市和歌浦中の玉津島神社とあしべ屋妹背別荘を中心に2日、「名勝和歌の浦桜まつり」が始まった。初日には高津子山ハイキングや演奏会、ダンス公演などがあり、大勢が桜を愛でながら、風情ある春の和歌浦を楽しんだ。3日まで。

玉津島保存会、あしべ屋妹背別荘が企画し3回目。趣のあるあしべ屋妹背別荘の奥座敷では、窓際の建具が外され、一面に桜を眺められる空間で、西陽子箏曲教室の有志が優雅な音色を奏でた。

2日間限定でサクラカフェも開設し、桜にちなんだ特製菓子を提供。3日は餅つきやソプラノコンサート、宮本静さんらの演奏会がある。

同別荘を管理し、活用を進める西本直子さんは「三断橋を渡ると別世界のような、この場所を皆さんに知っていただきたい。万葉のゆったりとした時間をお楽しみください」と話していた。

桜と箏の音色が競演(あしべ屋妹背別荘で)

桜と箏の音色が競演(あしべ屋妹背別荘で)