女性活躍など対応を一元化 労働局に新部署

和歌山労働局は4月から、女性の活躍推進や働き方改革に関する企業への指導・支援などを一体的に行う「雇用環境・均等室」を新たに設置した。

同局は従来、パワハラや解雇に関する相談は総務部、企業への啓発指導は労働基準部、セクハラやマタハラに関する相談・指導は雇用均等室がそれぞれ担当していたが、パワハラやマタハラを同時に受けるケースや、同じ企業に対して別の部署による指導が重複するなどのケースがあった。

新設の雇用環境・均等室では、労働相談の対応、労働紛争の未然防止や解決への取り組みを一体的に行う他、女性の活躍推進や働き方改革についての企業・経済団体への働き掛けをワンパッケージで担当することで効果的に実施し、取り組みを強化するために「雇用環境改善・均等推進指導官」を配置している。