Bリーグ2期目参入目指す トライアンズ

県内初のプロバスケットボールチームとして誕生した「和歌山トライアンズ」を運営する一般社団法人プロバスケットボール運営委員会(永広敏之代表理事)は13日、今秋スタートするプロバスケットボールの新リーグ「Bリーグ」への初年度参入を断念し、本年度は社会人クラブに登録して活動を続ける方針を発表した。

トライアンズは新リーグへの初年度参入を目指していたが、チームの活動実績などの現状を理由に、リーグ事務局は「現実的に初年度の参入は厳しい」との見解を示したという。今後は、社会人クラブの公式試合などで実績を積み、Bリーグ2季目の参入を目指す。

現在のチーム所属選手は5人。大学生と広島ライトニング(bjリーグ)にレンタル移籍している選手1人の計2人はクラブ登録できず、3人の登録になるが、昨年の紀の国わかやま国体に県代表として出場した「和歌山クラブ」のメンバーの一部が合流する。ヘッドコーチは石橋貴俊アンバサダーが務める。

クラブ登録後の初の公開練習は22日午後8時から、和歌山市梅原のノーリツアリーナ和歌山で行われる。初の公式試合は、5月3日に同市中之島の県立体育館で開幕する県春季バスケットボール大会兼国民体育大会選手選考会(20チームのトーナメント戦)となる。

チーム関係者は「和歌山クラブは、クラブ全国選抜大会で現在、3年連続1位に輝いている実力者ぞろい。今後、結果を残してファンや地域にも応援してもらい、Bリーグ参入に向けて前向きに頑張りたい」と意気込んでいる。