今季は社会人リーグで活動 トライアンズ

県内初のプロバスケットボールチームとして誕生した「和歌山トライアンズ」は22日、紀の国わかやま国体出場チーム「和歌山クラブ」の選手らの合流後、初の公開練習を行った。公開練習はNBL昨季終了以来、約1年ぶりとなった。

チームは、ことし秋に開幕するプロバスケットボール統一リーグ「Bリーグ」への初年度参入を目指していたが、リーグ側の参入許可の見通しがたたないため、本年度は社会人クラブに登録。5人だった選手は、和歌山クラブから8人が加わった。チームは今後、社会人リーグの全国大会などで実績を積み、2季目のBリーグ3部の参入を目指して活動を続ける。

今回の公開練習に参加した選手は8人。会場には、選手らの姿を見ようと100人近いブースターが来場した。石橋貴俊ヘッドコーチも参加し、選手らに熱のこもった指導を行った。

チームの今後について永広敏之代表理事は「社会人クラブの各全国大会の優勝を目指し、リーグ側にアピールしていきたい」とし、「ブースターとチームの距離感が近いチームを目指し、一緒になって進んでいきたい」と決意を語った。ファン団体「和歌山トライアンズをこよなく愛する者達の集い」の竹末憲司代表は「今後は、公式試合など、目に見えるチームの活動も増えてくるので楽しみ。引き続き応援していきたい」と話していた。

ブースターの前でプレーする選手ら

ブースターの前でプレーする選手ら