薬物乱用はダメ! ソロプチ紀ノ川が啓発

女性の奉仕団体・国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川(寺下美紀子会長)は15日夕、麻薬や覚せい剤などの薬物乱用防止を呼び掛ける街頭啓発活動を、和歌山市のJR和歌山駅前で行った。

6月26日「国際麻薬乱用撲滅デー」の前後に厚生労働省などが展開する「ダメ。ゼッタイ。」普及運動(6月20日~7月19日)に先駆けて実施。平成10年から継続している活動で、長年の功労により同団体は昨年、厚生労働大臣感謝状を贈られている。

ことしは会員約20人が参加し、そろいのTシャツ、たすきなどを身に着け、啓発グッズの蛍光ペン700本とポケットティッシュなどを駅利用者らに配布。特に若年層に薬物の恐ろしさを知ってもらおうと、学校帰りの学生が多い平日の帰宅時間帯に合わせ、中高生らに声を掛けながら実施した。

啓発には県薬務課も協力し、職員と、麻薬・覚せい剤乱用防止センターマスコットの「ダメ。ゼッタイ。君」が会員と共にPRした。

寺下会長は「特に若い人たちの薬物乱用をなくすために、薬物の恐ろしさを知ってもらい、好奇心などで手を出すことがないように呼び掛けていきたい」と話していた。

啓発グッズを手渡しながら若者に呼び掛ける会員ら

啓発グッズを手渡しながら若者に呼び掛ける会員ら