中学生の感性キラリ 貴志中写真部作品展

公募写真展などでも活躍する、和歌山市立貴志中学校写真部の第3回展「笑顔を君に」が31日まで、和歌山市十一番丁のギャラリーTENで開かれている。

15人とOB1人が約50点を出品。今回、3年生は群写真にも初挑戦し、雑賀崎や友ヶ島で撮影した作品が並ぶ。部長の﨑山昂哉君は「一人ひとりの、写真に込めた思いや意味を感じ取ってもらえればうれしいです」と話している。

単写真のテーマは「笑顔」。友人の学校生活での自然な表情や、雪だるまと弟を写した「幸だるま」など、ほのぼのとした家族のショットの他、親友の真っすぐな視線をクローズアップした作品もある。

指導する山下仁さんは「大人には撮れない写真ばかり。純粋な視点で、毎回こちらが勉強させてもらいます」と話し、会場を訪れた日本国際写真連盟(JIPF)の藤井晶夫会長も、夜桜と雑踏を写した作品に「人の動きをうまく捉え、なかなかこういう写真は撮れない。いいものを持っていますね」と感心していた。

午前11時から午後6時(最終日は3時)まで。

問い合わせは同ギャラリー(℡073・422・6311)。

感性の光る作品が並ぶ会場で

感性の光る作品が並ぶ会場で