議論は平行線のまま 伏虎中跡地特別委員会
和歌山市議会の「伏虎中学校跡地活用に関する特別委員会」(宇治田清治委員長)が26日、第3回目の審議を開き、午前の審議で市当局は、前回に委員らから出された質問に対して、疑念を払拭(ふっしょく)するための資料を提示したものの、当局と委員の溝は埋まらずに両者の考えは、平行線に終わった。
市当局は、委員らが前回、懸念を示していた動物実験での異臭もれについて、「周辺に悪臭がもれることがないような対策をする」、放射線を使う施設については、「県立医科大学医学部に設置している施設を使用するため、薬学部には設置しない」、「廃液は中和処理を行って排水する」など県側の検討結果を提示し、「安全性に問題はないと考える」と結論を示した。
委員らはその他、再度、市民会館と敷地を分割することによる両施設の敷地不足などの不安材料を指摘した。