全国制覇目指す大谷自動車　全日本軟式野球

　社会人野球の高松宮賜杯第６０回全日本軟式野球大会（二部）近畿ブロック予選会が貴志川スポーツ公園野球場で開かれ、県代表の大谷自動車ベースボールクラブが京都府のＢダイナマイツを９―０で下し、全国大会出場を決めた。大会は１０月１４日、栃木県で開幕。選手たちは「全国制覇」を掲げ、練習に励んでいる。

　チームは４月の県大会で優勝し、近畿ブロックに出場。３枠の全国切符を目指し、京都代表と対戦した。

　初回に３点を奪い勢いに乗ると、続く２回には和田の満塁本塁打で４点を加点。さらに６回には主砲の２点本塁打でダメを押した。投げてはエース山口がわずか１安打に抑えて７回を完封し、投打で圧倒した。

　ことし創部１０年の節目の年を迎えたチームは、２０代を中心に１９人の選手が所属。高校時代の甲子園経験者は３人いる。チームの特徴は、エース山口を中心とした堅守を武器に、守備から攻撃につなげていく。打線は俊足の西垣公晴、小技が光る奥田の上位が好機を演出。クリーンアップの和田、堀田、徳山は長打力を備えた得点源だ。

　西垣公晴主将（２６）は「ことしは節目の年。良い結果を残せるよう優勝を目指してやりたい」と意気込み。西垣佑記監督（２９）は「応援してくれている方のためにも、気合いを入れて戦いたい」と話していた。

　チームのメンバーは次の皆さん。
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　監督＝西垣佑記▽主将＝西垣公晴▽選手＝西井誠人、山口修平、阪本元、徳山幸弘、河尻真言、中原伸幸、和田篤、冨田佳嵩、岡澤一将、堀田武志、中原宏幸、西條将裕、岡澤優哉、奥田裕也、後藤新弥、中本太樹、林弘泰

全国大会に臨む大谷自動車ベースボールクラブの皆さん