総力戦で2候補ラストスパート 岩出市長選
10月2日に投開票を迎える岩出市長選の舌戦は、いよいよきょう限りとなった。市政刷新を目指す新人・尾和弘一候補(69)=無所属=、実績と経験を訴える現職・中芝正幸候補(73)=同、自民・民進・公明・社民推薦=の両陣営とも、総力戦でラストスパートに入っている。
これまで、先行する中芝候補を尾和候補が追う展開で選挙戦は繰り広げられてきた。最終盤になり、両陣営の活動には一層気合が入る。街宣車は「市長候補の○○です。よろしくお願いします」などと、最後のお願いコールに声を枯らし、運動員は車の窓から有権者に手を振ってアピール。
尾和候補は連日、朝の辻立ちを行い、街宣車で市内全域を巡回。街頭演説で多選禁止条例の制定、中学校卒業までの医療費無料化、義務教育の無償化などを訴え、「私には大きな組織も政党もない。皆さんのご支援が必要です。一緒に、新しい風を吹かせましょう」と力説。陣営幹部は「街頭演説では、家から顔を出してくれる人も増えてきた。最後まで戦い抜きたい」と話している。
中芝候補は連日、企業訪問を展開。30日までに岩出、上岩出、山崎、根来地区で個人演説会を開いた。街頭演説では、第2次岩出市長期総合計画後期基本計画に基づく道路整備や社会保障などにふれ「岩出はこれからも発展していかなければいけない。10月2日は、ぜひ勝たせてください」と呼び掛けた。陣営幹部は「良い雰囲気で盛り上がってきた。最後まで全力で戦い抜く」と話している。
期日前投票者数は9月29日現在、1680人(男741人、女939人)。