3年間で総額11億円の農家支援へ 県JA
JAグループ和歌山(中家徹会長)は9月30日、和歌山市美園町の県JAビルで記者会見を開き、過去最大規模となる3年間で総額11億円の農家支援を展開する方針を発表した。
同計画は、昨年11月に開かれた第28回県JA大会での「地域農業の振興と農業所得向上への挑戦」とする農業衰退抑制の決議を受けたもの。
会見には、中家会長ら幹部4人が出席。事業内容は、既存事業の果樹や野菜の産地化支援対策を継続する他、初めての事業となる鳥獣害対策設備の設置費用を助成する鳥獣害対策支援や、親から引き継いだケースを対象とする新規親元就農支援など、行政支援の対象外となる分野を中心に5事業の支援で5・4億円の上乗せ予算を付けた。
中家会長は、「農業振興は最大の課題であるのでしっかり取り組みたい」と今後の決意を述べた。