安全な職場づくりへ 県労働安全衛生大会
安全で快適に働ける職場づくりを目指す「第56回県労働安全衛生大会」が4日、和歌山市小松原通の県民文化会館小ホールで開かれ、県内の事業所職員や関係者らが出席する中、労働災害防止に取り組む事業所や個人に対する表彰、講演などが行われた。
表彰に続き、和歌山労働局の倉橋一正健康安全課長が県内の労働災害発生の現状や対策について基調講演した。倉橋課長は、同局管内では業務上の疾病は長期的には減少しているが、50人超の労働者が災害性腰痛などとなっていることを紹介。ストレスチェックの実施やメンタルヘルス対策、過重労働防止対策などが重要と話した。
特別講演では、日本ほめる達人協会認定講師の小林康子さんが、社員と組織を成長させるほめ方について話した。
本紙エリアで表彰を受けた事業所、個人は次の皆さん。
【県労働基準協会長表彰】安全優良事業場賞=㈱高橋組(和歌山市)、㈱原組(紀の川市)▽安全功績賞=笠井幸生(㈲三武産業社、海南市)、村上光正(花王㈱和歌山工場、和歌山市)▽衛生功労賞=新家秀孝(㈱大亜建設工業、和歌山市)▽安全推進賞=本多昇(紀伊興業㈱、和歌山市)▽衛生推進賞=前田正巳(鴻池運輸㈱、和歌山市)
【平成28年度和歌山労働局長安全衛生表彰】優良賞=㈱タクマ(和歌山市、青岸エネルギーセンター基幹改良工事)▽奨励賞=大栄環境㈱粉河リサイクルセンター(紀の川市)▽功績賞=前田茂良(和歌山市、元建設業労働災害防止協会県支部事務局長)
【中央労働災害防止協会無災害記録証】銅賞=社会福祉法人スミや和佐福祉工場(和歌山市)▽努力賞=協和プレス工業㈱(紀の川市)