元タカラジェンヌと舞台を 参加者募集中
元タカラジェンヌが出演する宝塚レビューショー「レビュー・オブ・ザ・ドリーム」が来年2月5日、紀の川市の粉河ふるさとセンターで開かれる。ショーでは県ゆかりの元タカラジェンヌ、天翔りいらさんらが子どもたちと共演する演目もあり、今月27日に出演者のオーディションを行う。20日にはミュージカルのワークショップを開催。14日まで参加者を募集している。
那賀ライオンズクラブ(山田正彦会長)が主催、りら創造芸術高校(山上範子校長)が協力。本物の芸術にふれ、オーディション、レッスンを通して挑戦する精神や創作する喜びを体験してもらうことなどを目的に企画された。
元宝塚歌劇団「月組」の天翔さんは昨年開かれた「紀の国わかやま国体」の開会式でナビゲーターを務めた他、県内の子どもたちの体力向上を目指してつくられた「紀州っ子かがやきダンス」の振り付けを担当。ことしは劇団四季の「キャッツ」にボンバルリーナ役で出演するなど活躍している。
ショーは3部構成で実施。27日は海南スポーツセンター(海南市船尾)で2部の創作ミュージカル作品「ぼくと王子さま」の出演者をオーディンションで選ぶ。20日には同所で、元タカラジェンヌや同校教員から歌やダンス、演技の指導を受けられるワークショップがあり「正解のない世界に挑戦してほしい」と呼び掛けている。
中学3年生の頃に宝塚を志したという天翔さんは「子どもたちに演じる感動を体感する機会が与えられた。早いうちから本物にふれられることは、うらやましい」と笑顔を見せる。
レッスンでは「完璧な演技を求めてるのではなく、子どもたちの伸びしろを中心に見たい」と意欲を見せ「私の経験を和歌山のために恩返ししたい」と力を込める。また「学校の音楽やダンスの授業など、ミュージカルは日常の体験の中に転がっている」と身近な芸術であるとし、「気軽に参加してもらえれば」と呼び掛けている。
ワークショップ、オーディションともに、小学4年生以上が対象。ワークショップのみの参加も可能。
申し込みや問い合わせはステージカンパニー・ワンネス事務局(学校法人りら創造芸術学園内、℡073・497・9111)まで。