どれがお好み? 駿河屋の新羊羹3種が好評
和菓子の㈱総本家駿河屋(和歌山市、岡本良太社長)は、和歌山を代表する三つの特産食材を使用した「和歌山県特産品羊羹(ようかん)」を開発、発売し、好評を得ている。
新しい羊羹は「みかん」「醤油(しょうゆ)」「山椒」の3種類。県産ミカンのピール、丸新本家の湯浅醤油、主に有田川町産の山椒をそれぞれ使用しており、各店での試食の段階から客の反応は良いという。
岡本社長(41)は特に山椒羊羹について「ピリッとした辛さが羊羹と合うねとお客さまに好評です。菓子屋にはなかった発想を和歌山放送のリスナーの協力で得ることができた」と、開発の経緯を明かした。
醤油羊羹については、みたらし団子を連想させる味で「以前から作ってみたかった」、みかん羊羹は「通年での取り扱いを検討中」と話し、「他県の方に和歌山らしさを感じていただけるお土産になれば」と期待を込めて話している。
各羊羹は半棹約200㌘で山椒と醤油が600円、みかんが500円(税別)。駿河町本舗、高松、海南、岩出、六十谷、中之島の各店で販売している。