創立50周年祝い式典 和歌山商議所女性会
和歌山商工会議所女性会(松田美代子会長)は11月30日、創立50周年記念式典を和歌山市友田町のホテルグランヴィア和歌山で開き、県内や全国の商議所女性会関係者ら約200人で祝った。
同会は昭和40年9月に「婦人会」の名称で創立。第9代会長を務める松田会長はあいさつで、「平成17年には和歌山大学観光学部設置の実現に向け女性会が1万5000人分の署名を集め、成果を収めることができました」などと活動を振り返り、今後について「『女性が輝ける社会』の実現に向けて会員一同切磋琢磨していきます」と力を込めて話した。
仁坂吉伸知事は「女性のパワーと賢さに敬服している。女性会50周年の歩みを評価したい」と祝辞。尾花正啓和歌山市長は第8代会長を務めた故島和代さんの伝記本『紀州のエジソンの女房』にふれ、「自分の母に姿を重ねた。子育てと家業に尽力されたことに敬意を表する」と述べた。
記念講演では、箕島高校出身の元プロ野球選手、野球解説者の東尾修さんが「野球界での成功と失敗」をテーマに話し、参加者は熱心に耳を傾けた。
その後の祝賀会では、和歌山市出身の声楽家で神戸女学院大学学長の斉藤言子さんの歌や、和歌祭の演目のアトラクションなどがあり、参加者は杯を交わしながら親交を深めた。