個性あふれる8風景 和歌山陶芸クラブ展
和歌山陶芸クラブ(小出恵子代表)の第36回展が5日まで、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国2階ギャラリー龍門で開かれている。
指導者や趣味で楽しむ8人が「8人の風景」をテーマに約100点を出品。会場には、来年のえとの酉(とり)や円柱形のサンタクロースの小さな置物がたくさん並び、虫たちのオーケストラ、ネコの埴輪(はにわ)、落ち葉や貝殻のような歪んだオブジェ、アフリカの民族をモチーフにした花器など、それぞれの世界観が表現されている。
会場の中央に展示されたクリスマスツリーは共同作品で、天使や雪だるまなどの陶製のリースで飾られている。
さまざまな土を練り込んで作った魚のはし置きや、チョウの群れの陶板を出品している吉田敏雄さん(69)は「自然界にある色や造形を模倣したり、ちょっとひねりを加えたりして作品にしています。今回は家族をテーマに展示してみました」と話し、毎年訪れているという市内の女性(60)は「どれも、とっても個性的。今回は特に印象的な作品が多くて楽しめました」と丁寧に鑑賞していた。
午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。問い合わせは同所(℡073・436・1200)。