貢献たたえ13人1団体に 県農林水産業賞

農林水産業の振興や農山漁村の活性化などに貢献した個人・団体をたたえる「平成28年度県農林水産業賞」の表彰式が5日、県庁で行われ、13人と1団体に仁坂吉伸知事から表彰状と記念の盾が贈られた。

同賞は平成15年度に創設され、今回が14回目。農業・林業・水産業・地域づくりの4部門があり、業績が特に優れ、他の模範となる個人・団体をそれぞれ表彰している。

表彰式の式辞で仁坂知事は「県の農林水産業を取り巻く環境は厳しく、産出額の伸び悩みや担い手の減少、耕作放棄地の増加など、多くの課題に直面している。農林水産業の発展に向け、一層のお力添えをいただきたい」と呼び掛けた。

受賞者を代表して橋本市の平田秀規さんが「身に余る光栄です。地域の農林水産業振興のため、努力していきたい」と謝辞を述べた。

農業部門で受賞した和歌山市の河嶌保儀さんは「ショウガ栽培の空白期間を活用した野菜の栽培や袋詰め機械の導入などに取り組んできました。このような賞を頂き驚いています」と喜びを話していた。

今回の受賞者は次の皆さん。

【農業部門】青柳市郎(63)紀の川市▽井阪晴美(65)高野町▽伊藤博文(62)広川町▽河嶌保儀(59)和歌山市▽野尻久江(59)紀の川市▽平田秀規(66)橋本市▽深海和子(65)海南市▽藤川忠男(65)みなべ町▽山下繁一(64)田辺市▽山本茂(65)みなべ町

【林業部門】北山増男(64)田辺市

【水産業部門】東敏之(57)串本町▽屋敷善一(82)北山村

【地域づくり部門】上富田町生活研究グループ連絡協議会

仁坂知事㊨から表彰状を受け取る受賞者

仁坂知事㊨から表彰状を受け取る受賞者