WPh首席のホーネック氏 村田さん協演
世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席コンサートマスターを務めるバイオリニスト、ライナー・ホーネックさんと和歌山市出身のピアニスト村田千佳さんによる室内楽演奏会「ウィーンからの愛の調べ」が12日午後6時半から、和歌山市西高松の県立図書館メディア・アート・ホールで開かれる。
同楽団はオーストリア・ウィーンで1842年に創立。ワーグナーやブラームスらヨーロッパの傑出した音楽家に称賛され、その時代の音楽を培ってきた。75年以上続く1月1日のニューイヤーコンサートは世界中に中継され、日本でも楽しまれている。
ホーネックさんは1992年に同楽団のコンサートマスターに就任。昨年からは最重要ポストである、4人いるコンサートマスターの首席を務めている。同楽団の演奏会への出演の他、モーツァルト作品を中心とした弾き振りやソリストとしての活動で聴衆、楽団員の双方から賞賛されている。
村田さんはウィーン国立音楽大学大学院を修了し、世界各地のコンクールで入賞。ベルリン・フィルハーモニーホールでの「Das Sinfonie Orchestra Berlin定期演奏会協奏曲シリーズ」では5回連続で招請されている。ホーネックさんとの共演は2013年以来4年ぶり。
今公演ではコルンゴルトの組曲「シェイクスピアのから騒ぎ」やシューベルトの幻想曲ハ長調など、14日のバレンタインデーに合わせて「愛」をテーマにしたプログラムとなっている。
午後6時開場。チケットは前売は完売で、当日4000円、全席自由。県民文化会館や市民会館、ルルミュージックなどで取り扱い。
問い合わせは県立図書館クラシック音楽会議(℡073・457・1011)。