週末の創業スクール 3月に県内初開催へ

週末の余暇を利用して学ぶアメリカ発祥の創業スクール「スタートアップ・ウイークエンド」が3月3~5日、和歌山市新通の「ゲストハウスRICO」イベントスペースで開かれる。県内では初開催となり、プレイベントが2月12日午後2時~3時半、同所で開かれる。

同スクールは2007年の発祥以来、世界約150カ国、1200都市で開かれており、参加者の約15%が事業化に成功している。

同スクールでは、参加者がざっくばらんにアイデアを発表しチーム編成ができるよう、初日に懇親会やゲームを行う。2日目は、創業のアイデア、顧客や従業員、利益を生み出す仕組みなどについてチームごとに議論し、3日目に事業計画をプレゼンテーション。県内の経営者らがコーチとジャッジを務め、各チームに助言する。

プレイベントや同スクールに参加経験がある岡会計センター(同市寄合町)の岡京子社長(51)と岩倉圭佑さん(29)は、特に創業の疑似体験ができることに意義があると感じ、県での初開催に尽力した。

中小企業診断士の岡社長は「企業経営で最も大切で得がたいものは、協力し合える人との出会いです」と力を込め、岩倉さんは「思いを形に変える体験ができます。やりたいことがある人はぜひご参加ください」と呼び掛けている。

スクールは、初日が午後6時半~9時半、2、3日目は午前9時~午後9時。参加費は3日間5食付きで7500円、学生5000円。最終日の見学のみ参加は2000円。

プレイベントは、概要説明やスクール初日に行うゲームの体験などを行う。一般1000円。

申し込み、問い合わせはウェブ(https://swwakayama.doorkeeper.jp/)へ。

初開催のPRをする岡さん㊧と岩倉さん

初開催のPRをする岡さん㊧と岩倉さん