全日制は平均0.98倍 県立高校本出願

県教育委員会は3日、平成29年度の公立高校入試の本出願状況を発表した。

全日制(29校4分校63学科)は6567人(スポーツ推薦含む)が出願し、一般出願から67人減で平均倍率は0・98倍。現在の入試制度の一般選抜となった平成21年度以降最低の倍率となった。

21校4分校33学科で定員割れし、19校28学科が定員超えしている。出願倍率の最も高い学校は普通科で神島1・28倍、続いて海南(海南校舎)1・18倍、向陽1・13倍、那賀1・11倍、桐蔭1・10倍。専門・総合学科では和歌山工業の産業デザイン科が1・25倍、那賀の国際科が1・23倍と田辺工業の情報システム科(1・28倍)に続いた。

県立定時制(9校11学科)は575人の枠に218人が出願し、倍率は0・38倍。市立全日制(2校5学科)は316人(スポーツ推薦含む)が出願し一般出願から0・05㌽減の0・83倍。市立定時制(1校2学科)は80人の枠に12人が出願し0・15倍となった。

県立全日制、定時制で593人が一般出願から学校、学科を変更したとみられ、最も人数が変動した学校は県立和歌山商業のビジネス創造科で37人増、星林の普通科で89人減。

今後の日程は9日に学力検査、10日に面接・実技検査などを実施。合格発表は17日の午前10時に行われ、追学力検査は28日を予定している。