利便性向上に期待 木津バイパスが開通
平成21年度から県が海南市木津地内で整備してきた、国道424号「木津バイパス」が4日、開通した。
同バイパスは、野上新橋西詰交差点から有田川町方面に向かう同市木津―沖野々地内の0・9㌔。片側一車線で幅員は10・5㍍。車道3㍍×2、路肩0・5㍍×2、歩道3・5㍍となっている。全体事業費は約20億円。
東部を南北に横断する424号は、木津交差点から南の一部区間が非常に狭く、車の通行や歩行者の安全確保が困難だった。バイパスの開通により、これらの課題が解消され、大型車の円滑な通行や、歩道が整備されたことで歩行者の通行の安全性が向上。また、現在整備を進めている国道370号阪井バイパスが完成(平成30年度予定)すれば、世界遺産「高野山」へのアクセス性が向上する。
同日は現地で「開通を祝う会」があり、県、市議会議員や地元関係者ら約150人が出席。主催者を代表し、神出政巳市長は「心待ちにしていた長年の願いが達成できたことは、誠にうれしく、この上ない喜び」とあいさつ。仁坂吉伸知事らの来賓が祝辞を述べた。
その後、テープカットで開通を祝福し、祝賀パレード。午後2時から供用を開始した。