県ホームページ刷新 魅力や施策を見やすく
県は8日、約3年ぶりにホームページ(HP)をリニューアルした。従来より写真を多く使って見やすさを追求。特にページの先頭は全面的に写真を配置したデザインとし、県政のトピックスや、県外からの閲覧者をターゲットにした観光や移住・定住などの情報にアクセスしやすくした。県広報課は「積極的に利用してもらい、県の魅力を多くの方に知っていただきたい」と話している。
県のHPは1カ月の閲覧数がトップページで約30万回あり、ことし2月の全ページの閲覧数は約136万回だった。
新長期総合計画策定本部会議の有識者メンバーである関西大学政策創造学部の白石真澄教授からリニューアルの提案があり、昨秋から庁内の20代の若手職員約30人を中心に検討会を開いて議論を重ねてきた。デザインは、白石教授の意見に加え、地域の観光名所をトップページで大きく紹介していることで知られる神戸市や青森県などのHPを参考にした。
新しいHPでは、トップページの上部に「ようこそ知事室へ」「結婚・出産・子育て」「教育・文化・国際」など12のキーワードを写真付きで配置。組織横断的に各種施策などを検索できるよう工夫し、「県産品」「移住・定住」など主に県外からの閲覧者向けのキーワードも盛り込んだ。
「よく検索されるキーワード」やイベントカレンダー、県PRキャラクターのきいちゃんに関する情報を集めた「こんにちはきいちゃん」などのページも新設している。
同課は「全都道府県のHPを研究し、参考にした。新しいHPを通じて、県の政策に対する理解をより深めてもらえたら」と話している。