ビジネス本寄贈 商工中金が県立図書館に
商工組合中央金庫和歌山支店(河辺尚昭支店長)は、県立図書館にビジネス支援に関する図書533冊を寄贈した。21日、県教育委員会から同支店への感謝状贈呈式が県庁教育長室で行われた。
寄贈は、昨年12月に創業80周年を迎えた同庫が、地域貢献を目的に全国で行った記念事業の一環。
式で河辺支店長(51)は「中小企業の皆さんのお役に立ち、幅広く長期間にわたり使っていただけるものとして書籍を選んだ」と話し、宮下和己教育長(63)は「若者の県外流出率が高い和歌山の悩みを解決する一助となり、ありがたい」と述べ、感謝状を手渡した。
同館の立野淑郎館長(69)は「若年層の読書離れに加え、対象が人文学系に偏りがちなのが課題。良い資料を与えてくださった」と話した。
寄贈された書籍は順次、同館1階「仕事の本」コーナーで閲覧できる。