山頂から見渡す和歌浦 高津子山ウオーク
地域住民有志の活動によって桜の名所によみがえった和歌山市の高津子山を歩くイベントが2日に開かれ、約50人が景色を楽しみながら散策した。
NPO法人和歌の浦万葉薪能の会(松本敬子代表)が主催。多くの人に高津子山の魅力を知ってもらおうと、約10年前から毎年開いている。
参加者は和歌浦天満宮に集合した後、山頂までの約2㌔を軽快な足取りでウオーキング。標高約150㍍の山頂では、同会の服部薫さんが高津子山について解説し、昨年和歌山市が「あなたの山」と題して市内の好きな山を募集したところ、高い人気を集めたことや、かつてロープウエーが設置されていたことなどを紹介した。
ことしは桜の開花が例年と比べて遅く、見ごろには早かったが、山頂から市内を360度見渡せるロケーションの良さに参加者は満足そうな表情を浮かべていた。
初めて参加した大阪市の男性(46)は「急な坂もなく、歩きやすい山だと感じました。景色も素晴らしかったです」と話していた。