リーヴォ5連勝で首位キープ 両CBが活躍
関西サッカーリーグ1部は27、28の両日、各地で第5節の4試合が行われた。ホームのアルテリーヴォ和歌山は和歌山市の紀三井寺補助球技場で阪南大クラブと対戦。土遠、米田の両センターバックとFW澤野のゴールで3―1の勝利を収め、5連勝を飾った。
ここまで守備陣をけん引してきたCB寺本が、前節の加古川戦で足を負傷し、戦線を離脱。代役に抜擢された米田が土遠とタッグを組み、攻守にわたる活躍を見せた。リーグ戦で初めてコンビを組んだ2人は、阪南大が仕掛けるカウンター攻撃をしのぎ、最少失点に抑えた。4月に現役復帰を果たしたGK大森もファインセーブを連発。再三のピンチを防ぎ、リードを守った。
攻撃では、前線にロングボールを供給。白方、澤野、西村のスピードを生かした攻撃でゴールを狙った。後半になると、大きなサイドチェンジからチャンスを演出。着実に試合の流れを引き寄せると、8分にCB土遠が均衡を破る。MF高瀬のコーナーキックをトラップから、振り向きざまに右足を振り抜き、ゴールへと流し込んだ。さらにその4分後、再びセットプレーから米田が頭で合わせて追加点。直後に澤野が今季5点目となるゴールを挙げ、わずか7分の間に3点を奪った。
試合前に掲げた3ゴールと最少失点という結果に、坂元監督は合格点を与えた。「いいゲームができた。競争意識もある。来週はもっといいサッカーを見せたい」と話した。
リーグ成績は、全勝で首位をキープ。次節は4日、守山市のビッグレイクCで関大FC2008(4位)と対戦する。午前11時半キックオフ。