ソレイユバレエ20周年 7月に合同発表会

和歌山市中松江や紀の川市貴志川町、大阪市住吉区に教室を開く「ソレイユバレエ」(道券あゆみ代表)は、ことしで創立20周年を迎えた。集大成として7月17日、和歌山市民会館で合同発表会を開く。開催を約1カ月後に控え、生徒らは仕上げ段階に入った踊りのレッスンに熱心に取り組んでいる。

道券代表によると、高校生を中心に60代まで、レッスン生47人が出演する今回の舞台の最大の見どころは、「くるみ割り人形全幕」中のコールドバレエ(群舞)。10年前には同作品を抜粋で演じたが、今回は群舞の場面が2カ所にわたる全幕で演じる。

「雪の精」と「花のワルツ」の二つの場面での群舞の美しさを観客に届けたいと、指導に熱を込める道券代表は「教室を20年間続けてきたことで大人の生徒さんに多く成長し、群舞が実現できました」と話す。

ソレイユバレエでは道券代表の他、谷村泰世さんと糠実智子さんが約70人の生徒を指導しており、谷村さんは「わが子を育てるのと同じように良くなったところを認め、努力してほしいところは厳しく接しています」と話す。

レッスンでは毎回基本のトゥシューズで立つことから指導が始まり、「足を一歩ずつ前へ出す、単純な動作をいかに丁寧にできるかということが大切」と道券さん。

同教室は、踊りの表現を通して感情や物語りの流れを伝え、聴衆に感動と楽しさを味わってもらおうと活動。教室の卒業生の中には、ディズニーランドなど大手アミューズメントパークなどの踊り手になるなど、諸外国で活躍している人も多いという。

道券代表は「卒業生の後に続き、在校生も自分の道を切り開いていってほしい」と期待を寄せている。
発表会は午後5時開演。無料。

練習に励む生徒ら

練習に励む生徒ら