39校の夏が開幕 第99回高校野球和歌山大会
第99回全国高校野球選手権和歌山大会は13日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で開幕した。39校が出場し、14日間にわたって熱戦を繰り広げる。開会式では、各校の選手たちが甲子園への夢を胸に、力強く入場行進した。
昨年優勝校の市和歌山を先頭に、北に位置する橋本高校から順番に、各校の選手ら約800人が演奏に合わせて入場。スタンドの保護者らの声援に応えるように、選手たちは「イチ、ニー」と大きな声を出し、意気揚々と行進した。
県高校野球連盟の花本明会長は「この一球に、この一打に今までの全てを懸けて、熱い心と心がぶつかり合う瞬間が迫っています。高校野球精神の下、常に全力でプレーし、熱い戦いと感動するプレーを見せてくれることを期待します」と開会あいさつ。選手を代表して田辺工3年生の楠本迅一朗主将は「仲間を信じ、決して諦めることなく全力でプレーし、最後は笑顔で終われる夏にします。夢の舞台・甲子園を目指し、高校生らしく全身全霊でプレーすることを誓います」と力強く宣誓した。
その後の開幕戦では和高専と箕島が対戦した。
大会は12日目の第1試合終了後に準決勝の抽選を行う。20日は公立学校終業式、26日は選手休養日のため試合はない。天候などの影響がなく日程が順調に進めば、28日に決勝を迎える。