南海市駅改札口1階に JR連絡でイコカも

 南海和歌山市駅の本線改札口が15日、2階から1階に移転し、供用が始まっている。同日はJR紀勢本線の和歌山市駅と和歌山駅間でJR西日本のICカード乗車券「ICOCA」の利用も可能となり、記念イベントが開かれた。

 改札口の移転は同社と県、和歌山市が進めている「和歌山市駅活性化計画」の一環。係員窓口1カ所、自動改札機4台、自動券売機3台が設置された他、コンビニエンスストア「アンスリー」も1階に移設された。

 同日は早朝から多くの人が同駅を利用。大阪へ遊びに行く際によく利用するという同市の女性(20)は「1階に移ったことで(階段を昇り降りする必要がなくなり)利用しやすくなりました」と笑顔を見せていた。

 JR紀勢本線でのICOCAの利用開始を記念するイベントでは、鷺森幼稚園の園児約20人が和太鼓でよさこいソーランを演奏。ゆるキャラとの記念撮影やICOCAのタッチ体験などが行われた。

大勢の利用客でにぎわう改札口

大勢の利用客でにぎわう改札口