城下町の魅力を巡ろう ロゲイニング初開催
紀州徳川家の城下町・和歌山市の観光や歴史スポット、地元グルメなどのチェックポイントを巡り、まちの魅力を体感するイベント「わかやま城下町ロゲイニング」が10月8日、同市手平の和歌山ビッグウェーブをスタート、ゴール地点に開かれる。和歌山商工会議所青年部が企画を進めており、全国各地で広がりを見せているロゲイニングが市内で開かれるのは初めて。
ロゲイニングは1976年にオーストラリアで行われたのが始まり。本来は、山野に設置されたチェックポイントを制限時間内にできるだけ多く回り、得られた点数を競う野外スポーツから、各地の観光名所に配置されたチェックポイントをチーム対抗で巡り、その魅力を体感するイベントが生まれた。
「わかやま城下町ロゲイニング」は、チェックポイントとして約60カ所の名所などを選んでおり、その位置を記した地図は当日のスタート15分前に参加者に配布される。遠方のチェックポイント到達や飲食の利用で高得点を狙えるが、制限時間内にゴールしなければ失格となるため「体力と知力が勝負の鍵」となる。
準備を進めている同青年部地域活性委員会の藤井友彦委員長、福島智基さん、山本理恵さんら企画メンバーは、数年前から御坊市や大阪府内で開かれたロゲイニングに参加。「食べたり写真を撮ったりする観光だけでなく、時間制限や得点に注意して、チームワークを発揮しながら名所を巡ることがとても楽しかった」という。藤井委員長は「地図を見ながら、宝探しをするように魅力的なスポットを巡り、和歌山を大好きになってください」と多くの参加を呼び掛けている。
当日は午前9時半スタート。一般部門(4時間)とファミリー部門(3時間)があり、参加費は一般が1人2000円、ファミリーが1チーム3000円。両部門とも1チーム2~5人。
各部門の上位には賞品を贈り、特別賞も多数あり。参加者全員に同日開催のわかやま商工まつりのチケット500円分をプレゼント。
イベントの詳細と申し込みは公式サイト(http://wakayama-yeg.com/rogaining)で。申し込み締め切りは9月18日。