和歌山でも買える スポ伝承館に五輪グッズ

 2020年の東京五輪・パラリンピックの公式ライセンス商品を、わかやまスポーツ伝承館(和歌山県和歌山市本町)が取り扱っている。開催までには3年あるものの安定した売れ行きといい、江川哲二館長は「和歌山で五輪グッズが買えることを知らない人は多い。ぜひ足を運んで」とPRしている。

 販売しているのは、オリンピックエンブレムの「組市松紋」が描かれたTシャツ(税込み2700円)やポロシャツ(同3240円)の他、フェイスタオルやキーホルダーなど。フォルテワジマ3階にある同館の入り口に販売コーナーが設置されており、品ぞろえも充実している。

 平成28年6月に東京都庁で五輪グッズ販売が始まった日に、「県内では買えないのか」との問い合わせが同館に数件寄せられたことから、江川館長が「和歌山でも売れる」と直感。担当窓口を探すのに苦労したが、大会組織委員会の人脈を通して販売元に問い合わせ、「和歌山でも取り扱いたい」と申請。同年8月から販売を始めた。

 「五輪イヤー」だった昨年に比べると落ち着いた売れ行きだが、たまたま通り掛かった人が「こんなところで買えるなんて」と驚き、「海外出張に五輪シャツを着ていく」「外国の友人のお土産に」などと反応は上々という。 

 江川館長は「ネットでも購入できるが、商品を手に取ったり試着したりして品定めできる場所は多くない。和歌山も開催地日本の一部。3年後に向けて県内でも五輪ムードを盛り上げていきたい」と話している。

五輪グッズの販売コーナー

五輪グッズの販売コーナー